なかの国際学院 代表挨拶
コロナウイルスパンデミックによって通常時以上に教育格差が拡大していることを多くの教育者や社会学者は警鐘を鳴らしています。
事実、多くの無料塾では2021年度の生徒数が例年以上の早さで定員数に達するなど、そのニーズは増していく一方です。
当塾「なかの国際学院」はその一助になるべく、東京都中野区に今夏誕生します。しかし、実は他の一般的な無料塾とは少し違うのです。それについてまずはご説明させていただきます。
まずは学生が創る無料塾であるという点です。現在、多くの無料塾は社会人の方々によって運営されています。しかし当塾では学生を中心とした無料塾運営を行うことで、学生の長期休暇を利用した集中授業(夏期講習など)の実施や生徒目線での指導、経験を踏まえた進路指導など、学生のメリットを最大限に活かしたいと考えています。
学生が塾運営なんてできるのか…と疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、代表のShunは中学時代、中野区内の無料塾「中野よもぎ塾」の生徒で現在は家庭教師を、同じく代表のDaikiは高校1年次から現在に至るまで同無料塾でボランティア講師として活動しております。そのため、中学生の学習内容や進路選択などについて熟知しており、創塾時点からハイレベルな指導が可能であると考えています。
そして様々な先鋭的な取り組みも当塾の特徴です。その全容は当塾の活動に参加希望される生徒・ボランティア講師、支援者の方々に詳しくご説明させていただくので、今回は一部のみをご紹介します。
当塾の活動には3つの柱があります。「学習指導・面談・進路指導」です。「学習指導」は塾として当然の活動ですが、有料塾などに通えないことによって受験に関する情報などが十分に得られないことによる情報格差が発生していたり、まわりに相談できる人がいないという状況が教育格差に結びついている現状もあり、その点を平等にしていくという目的から「面談」「進路指導」などの活動の実施も予定しています。
また、保護者と生徒の勉強状況を共有するための「報告書」の導入、zoomやSkypeなどを活用し平日などでも十分な学習時間を確保する「zoom自習室」「オンライン添削」などの実施、教育方針が講師によって異なることによる混乱を防ぐため「担任制度」の導入、社会的なイベントが行われる際などに「特別授業」の実施など、先鋭的な取り組みを多く実施していく予定です。
当塾では、成績や模試の結果の向上のみならず、「特別授業」の実施やさまざまなバックグラウンドを持つ生徒や年齢の近い講師陣と話をしたりすることを通して生徒の視野を拡大させ、国際化・多様化社会に適応できる人を育てることも重要な役割だと考えています。
「なかの国際学院」という名前にも国際化・多様化社会に適応できる学生を育成していく団体でありたいという願いが現れていますが、実は我々がこの名前に決定したのはそれだけの理由ではありません。
他の進学塾と大差ない名前をつけることで、この塾が有料の塾よりも劣っていると思われないようにすること、生徒自身が「無料塾の生徒であり支援対象である」と過度に認識してしまわないようにするという目的もあるのです。
我々は現在、今ご説明した計画を2021年度夏期講習で実施するために準備を整えています。当塾はまだ駆け出しの段階の団体のため、それでも不十分な点などあるかと思いますが当初の目的達成のため全力で取り組む所存です。
最後になりますが、2021年度夏期講習で「なかの国際学院」の改革は始まります。その改革に参加したい生徒・ボランティア講師、支援したいという方を募集しています。詳しい情報については当塾公式ホームページをご覧下さい。
ぜひ我々とともに未来を創りましょう。
なかの国際学院 代表 Shun / Daiki
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